焚き火 diary

火と向かい合う。自分が見えてくる。

お雛さん

私が生まれた時、両親に買ってもらったお雛さんを、今年も飾りました。 正確には、『数年ぶりに、今年も』

ここ数年はなんとなく飾ることがためらわれて、ずっと押し入れに入ったままでした。 

私の幼い頃の写真に頻繁に登場する、このお雛さん。 祖母と母と飾りつけるのが我が家の決まり。 そして、お雛さんの前で着物をきてはしゃいでいる私の写真を、毎年のように撮ってくれたのが父でした。 

家族の思い出がいっぱい詰まったお雛さん。 私の幼いころからずっと一緒だったお雛さんは今も変わらずここにいるのに、家族はもう誰もいない。 せめて父が元気なうちにもっと飾って見せてあげればよかったと思います。 

今年は一人の雛まつり。 来年からは毎年、きちんと飾ってあげたいと思います。