焚き火 diary

火と向かい合う。自分が見えてくる。

ラストドライブ

12万キロを一緒に駆け抜けてきた愛車と、今日さよならをしました。

たくさん坂も上ったし、しょっちゅう高速道路も走ったし、軽自動車なのにかなり無理をさせたことが祟ったのでしょう。 ここのところ、後ろのタイヤのあたりから異音がするようになっていました。 もしかしたらもうワンシーズン乗れたかもしれませんが、やはりこの冬を越すには心配で、手放すことにしたのです。 ここ北杜市の冬は凍結路面と圧雪アイスバーンとの戦いです。 これまでもスリップしたりスタックしたり、何度命の危険を感じたことか。。。それでもこれまでなんとか踏みこたえてくれたが、そろそろ限界でした。

今日、家から店までの10キロちょっとのラストドライブ。 快晴の気持ちのいい冬の空気の中の最後の運転。

この車で行った場所。

この車に乗せた人。

この車の中で笑ったこと。 そして、泣いたこと。

私の人生の中でもちょうど大変だった時期に一緒に時間を過ごした親友のような存在でした。 最後、エンジンを切ってカギを抜くとき、いろいろなことが一気に思い出されて涙が出ました。 届くと信じて、心の中でありがとうと言いました。